高砂町にある『工楽松右衛門旧宅』で昔にタイムスリップ!?高砂観光の拠点にも!
兵庫県指定文化財
高砂市高砂町にある『 工楽松右衛門旧宅 』にはもう行かれましたか?
高砂が生んだ江戸時代の発明家『工楽松衛門』の居宅を、できる限り当時の建築様式にて復元、修理。
そこには、まるで昔にタイムスリップしたかのような異空間が広がっています…。
周辺には古民家カフェなどもたくさんあって、高砂町歩きの拠点としてもおすすめですよー!
高砂市民の方でも意外と知らない(?)というのを聞きまして…今回は少し掘り下げてご紹介できればと思います。
ねこえもん
『工楽松右衛門旧宅』があるのは、歴史情緒あふれる町並みが残る、高砂市高砂町今津町…。
入館は無料となっていますので、どなたでも見学できますよー。
荒波を越えた男たちの夢が紡いだ異空間 ~北前船寄港地・船主集落~
…として、2018年にはなんと 日本遺産 にも追加認定!
また2019年には、『高砂堀川湊及び工楽松右衛門旧宅』として、兵庫県指定文化財(史跡)にもなっています。
そもそも、工楽松右衛門って誰やねん!?
…という方も多いかとは思いますが、すぐ近くにある高砂神社の境内に、その方はいらっしゃいます…。笑
はい、この方ですね👆笑
若い頃に今の神戸で船乗りになって、その後『御影屋』という海運業を営み、船の帆布を改良し、丈夫で耐久性のある『松右衛門帆』を発明したという、それはもう凄い人なんです!
★工楽松右衛門についての詳しい記事はこちら
その工楽松右衛門(工楽家)の居宅を、高砂市が工楽家より寄付を受け、可能な限り当初の建築様式に復元しながら、約1年4ヶ月にわたって修理工事を行いました。
通り庭は吹抜けになっていて、夏でも風が心地よく通って、比較的涼しいですよ。
上を見上げると、太い木の柱の迫力に圧倒!
炊事場には、おくどさん(かまど)や井戸もあって、当時の人々の生活の様子を伺い知れます。
他にも昔ながらの古道具なんかもたくさん展示がしてあって、来館者からは『わぁ~懐かしい!昔おばぁちゃん家でこれ見たことある~』というような声が上がっていました。
奥の庭には、元々、土蔵などがあったそうなのですが、現在はその遺構のみが残っています。
1階にあるだいどこからの眺め…風情があってなかなか良いですね。
もちろん、居室の方にもあがって見学することができ、様々な資料などが展示されています。
工楽家は、近代には砂糖の問屋などを営みながら、『棟方志功』などの文化人と交流し、居宅は文化サロンの場にもなっていたそうです。
きっとあの棟方志功も、ここからこの光景を眺めていたんだろうなぁ…と勝手に妄想中…。笑
階段で2階にあがることもできますよ!(少し急なのでお気をつけください)
階段の途中にある小窓からは、先ほどの吹抜けの柱を、より間近で見ることもでき、さらにテンションあがりますね!(ボクだけ?笑)
2階は、1階の和風な感じとは打って変わって、洋風な感じに仕上がっています。
2階の各部屋にも様々なテーマで展示がされていますので、是非ゆっくりとご覧くださいね。
また1階にある映像室では、工楽松右衛門や工楽家の偉業について、しっかりと学べるVTRが常時放映されていますので、興味のある方は是非観ていってください(15分程度です))!
工夫を楽しむ。
工楽松右衛門は択捉島の港の難工事を成し遂げた功績により、幕府から『工楽=工夫を楽しむ』の姓を与えられ帯刀が許されたそうです。
そんな、発想力豊かな江戸時代の発明家『工楽松右衛門』のマインドを、訪れる方に少しでも感じとってもらえれば嬉しい限りでございます。
すぐお隣には『まちの観光会館 結びん』もあります!
観光案内はもちろん、高砂の名産品やお土産ものなどもありますので、ぜひ高砂観光の拠点としてもご活用くださいねー。
★『まちの観光会館 結びん』についての詳しい記事はこちら
『工楽松右衛門旧宅』さんの最新情報については、こちらの公式インスタグラムを要チェック!
様々なイベントなども主催されていますので、そちらの情報もどうぞお見逃しなくー!
こちらの動画もどうぞ👇👇
施設の情報
■工楽松右衛門旧宅
■住所:兵庫県高砂市今津町531
■営業時間:9:00~18:00(閉館の30分前までにご入館願います)
■休館日:年末年始(12/29~1/3)
■入館料:無料
■駐車場:あり
■公式サイト:https://kurakutei.wixsite.com/kuraku
■公式インスタグラム:https://www.instagram.com/kuraku_tei/
※これらの情報は記事作成時のものです。最新の情報は公式サイトやSNSなどをチェックしてくださいね。
★周辺のスポットについての記事はこちら