高砂市を大雨や高潮から守る『治水の要』!松村川の防潮水門・排水機場が完成しました!
平成23年(2011年)9月に高砂市を襲った台風12号…市内各所で甚大な浸水被害をもたらしました…。
それをきっかけに、高砂市では、平成27年(2015年)に『高砂市総合治水推進計画』を策定。
これまでに河川・下水道・ポンプ場などへの様々な治水対策が取り組まれてきました。
そしてこの度、大雨や高潮からまちを守る『治水の要』というべき、松村川の防潮水門・排水機場がついに完成し、先日竣工式が開催されましたー!
普段あまり目にすることのない施設なのかもしれませんが、しっかりとボクたちの暮らしの安全を守ってくれているんですねー!
ねこえもん
松村川防潮水門・排水機場ができたのは、高砂市曽根町、『コープ高砂店』さんの前を流れる鹿島川をずーっと南へ行った河口部になります。
『AGC物流センター』さんの川向い、乗切橋という橋(👆写真)から海側を見ると、大きな水門と水色の建物が出来ています!
平成30年(2018年)10月から着工し、約5年半という、とても長い時間をかけ建設されてきた、松村川防潮水門・排水機場。
『高砂市総合治水推進計画』の総決算とでもいうべき、最後の大型事業です。(建設費は約50億円だそううです!)
新しく建設された防潮水門と排水機場(ポンプ場)は、兵庫県内でも最大級の規模を誇り、大雨(洪水)や高潮から流域を守る『治水の要』となる防災施設です。
台風時などに、海から押し寄せる高潮を水門で食い止め、市街地への海水の侵入を防ぐとともに、水門閉鎖中に上流から流れてくる松村川の水は排水機場を使って強制的に海側へ排水します。
また大雨時には、上流から流れてくる松村川の水を排水機場を使って強制的に海側に排水して川の水位を下げ、市街地へ水があふれ出るのを防ぎます。
潮位と雨量の変化に応じて水門と排水機場を効果的に組み合わせて操作するんですってー!(すごっ!)
昨今の気候変動(異常気象)等により、ますます増大していく水害リスクですが、ハード面での対策は着々と進められています!
皆さんのご家庭でも雨水タンク(各戸貯留)の活用や、ハザードマップの確認など、これを機に防災意識を高め、『もしも』に備える減災対策にも取り組んでいきましょう!
★高砂市WEB版ハザードマップについての記事はこちら
施設の情報
■高砂市 松村川防潮水門・排水機場
■住所:兵庫県高砂市曽根町(高砂市廃棄物最終処分場南側)付近
■公式サイト【高砂市HP】:松村川防潮水門・排水機場建設工事
※これらの情報は記事作成時のものです。最新の情報は公式サイトやSNSなどをチェックしてくださいね。
★その他の高砂市政に関する記事はこちら