高砂神社で『高砂観月能』が3年ぶりの開催!あの人間国宝「大槻文藏」の出演も!
こちらのイベントは好評につきすでに終了しています!
コロナ禍により延期されてきた第24回 高砂観月能が約3年ぶりに開催されます!
●開催日時:2022年10月29日(土) 18:30開演 (開場:15:00)
●会場:高砂神社 能舞台 『神遊殿』
現在チケット絶賛発売中!ネットからのお申し込みも可能です!
晩秋の月の下、謡曲『高砂』発祥の地で、日本の伝統芸能を堪能するなんて…これは『いとおかし(とても趣がある)』ですね!
ねこえもん
能 『羽衣』(はごろも)
白砂青松は高砂の代名詞ではあるが、羽衣伝説は聞いたことはないという人も多いだろう。しかし、海浜の松原はどこであろうと羽衣伝説があっても不思議ではない…。
筑紫舞の伝承では、高砂の羽衣伝説があるという。西行法師の歌にも、高砂の木綿崎の松が詠み込まれている。
本来の天女の羽衣は、丹後の地 香語山に八人の天女が降り立ち、水浴をした折に、一人の天女の羽衣を里人が持ち帰り、その天女は天に帰れなくなり、里に残った天女は地域を豊かにしたという天橋立地方の伝説から生まれた物語であったと言われている。
日本の原風景としての松原と天女の羽衣伝説が、ここ高砂の舞台で蘇ることは意義深いものがある。
能「羽衣」では漁夫の白竜が、三保の松原で月の天人と出会うことによって天恵の舞を所望するところが特徴である。
天女の純粋な浄らかさと清々しさ、はかなさ、美しさを人間の心に結び、素晴らしい白砂青松の美しさと永遠の寄り来るさざ波や富士山の霊峰を背景に歓喜の舞を以て、数々の宝を国土に降らせ昇天するという物語である。
月の天人の羽衣が舞い降りる白砂青松を、はるか古代にさかのぼって観賞する「羽衣」は、一層の意味の深さと自然と人間の関わりを考える上で、感慨はひとしおである。
狂言 『清水』(しみず)
主人から、茶会で使う水を野中の清水へ汲(く)みに行くように命じられた家来の太郎冠者(たろうかじゃ)は面倒だからと,七つ[午後4時]すぎると、あのあたりは鬼が出るから嫌だと断りますが、主人は承知せず家宝の桶を持たせて追い出します。
太郎冠者が鬼に襲われたと嘘をついて帰ってくる。
すると,主人は家宝の桶を惜しみ、自ら清水に行くと言い出します。
嘘が露見しては大変と思い,太郎冠者は先回りして鬼になりすまし脅すと、主人は命乞いをして逃げ出しますが冠者に都合のいいことばかり言う鬼の言葉や、冠者そっくりの鬼の声など不審な点が多いので、もう一度清水へ確かめに行きます。
冠者はもう一度鬼に扮して脅すものの、今度は正体を見破られ、主人に追われて逃げて行きます。
一つの嘘がばれそうになり,更に嘘を重ねる太郎冠者みたいな人が、私事にあてはめても、いつの世も変わらない人間の姿を描いているものとして観るのも,楽しみの一つでしょう。
●舞囃子 『高砂』 シテ(住吉明神) 上野 朝義
●素謡 『神謡』 シテ(翁) 勝部 延和 / ツレ(千歳) 上野 朝彦
●狂言 『清水』 シテ(太郎冠者) 茂山 七五三 / アド(主人) 網谷 正美
●能 『羽衣 和合之舞』 シテ(月宮の天女) 人間国宝 大槻 文藏 / ワキ(漁師 白龍) 江崎 正左衛門 / ワキツレ(漁師) 大坪 賢明 / ワキツレ(漁師) 松本 義昭
さらに『高砂観月能』の詳しい内容については、下記公式サイトをご参照ください。
過去の『観月能』の模様
晩秋の美しい月の下、煌々と輝く能舞台…なんとも趣がありますね。
日本の長い歴史の中で生まれ、育まれ、伝えられてきた伝統芸能を謡曲『高砂』発祥の地で存分にご堪能ください!
イベントの情報
■第24回 高砂観月能
■会場:高砂神社 能舞台『神遊殿』
※雨天の場合は高砂市文化会館に変更
■開催日時:2022年10月29日(土) 18:30開演
・開場:15:00
・17:00~ たかさご大合唱、高砂こども仕舞教室
■料金:前売券 / 指定席 4,000円 自由席 2,500円 当日券 / 自由席 3,000円
■チケット購入&お問い合わせ
①高砂神社社務所 TEL 079-442-0160
②高砂市観光交流ビューロー事務局 TEL 079-441-8076
※下記、公式HPからでもチケットの予約・購入が可能です。
【以下でもチケット購入できます】
高砂商工会議所 / 高砂市文化会館 / 山陽電車高砂駅前観光案内所ちちり / 工楽松右衛門 旧宅 / ユーアイ帆っとセンター / 加古川ウェルネスパーク / 姫路キャスパホール
※指定席については、公式HPまたは高砂神社社務所のみでの購入となります。
■公式サイト:高砂観月能公式ホームページ
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