日本三奇のひとつ!生石神社の『石の宝殿(浮石)』は一体何のために造られたのか?
高砂が誇る最強パワースポット!
高砂市阿弥陀町にある『生石神社』。※「生石=おうしこ」と読みます
こちらの神社に日本三奇のひとつに数えられる、とんでもなく不思議な石造物があるのをご存知でしょうか?
その名も『 石の宝殿(いしのほうでん)』!
いつ、誰が、何のために造ったのか…その謎は未だヴェールに包まれたまま…。
今回は、高砂が誇る最強パワースポット『生石神社』と、謎多き巨大石造物『石の宝殿』の神秘についてご紹介します!
すでに高砂にお住まいの方にはお馴染みの『石の宝殿』!さらに掘り下げて調べてみると、まだまだ知らなかった謎がいっぱい隠れていました!
ねこえもん

『生石神社』があるのは、高砂市阿弥陀町生石、法華山谷川の西側にある宝殿山の麓。
JR宝殿駅から徒歩約25分、車なら加古川バイパスの高砂北ランプから約3分ほどの場所にあります。

鳥居をくぐると目の前に現れるのが、生石神社の境内へと続く長い石段…これはなかなかキツそう…。笑
無理はせず、ゆっくりと一歩ずつこの階段を上っていくと、いよいよ神社の境内へ。

境内は大きな岩山に囲まれていて、街中にある神社とはまた違った、なんとも神秘的な雰囲気が漂っています。
また先ほど階下から見上げていた場所は、休憩所&展望台になっていて、高砂市、加古川市内を一望できます。

まずはこちらの拝殿でお詣り…真ん中に通路のある珍しい造りになっていて、その先に噂の巨大石造物が鎮座しているという…。(ここから先へは別途拝観料が必要です)
少しドキドキしつつ…その先へ足を進めてみましょう!

めっちゃでっかーい!
岩山の中に、まるで巨大な建造物が埋め込まれているかのような不思議な姿…実はこの石の宝殿、周囲の岩盤を削り出して造られた巨大な石造物なんです。
大きさは、横幅が約6.5m、高さが約5.6m、奥行きが約7.5m、その重さはなんと推定約500t!ということですから驚きです!

しかも、石の宝殿の下部には水がたまっていて、まるで水面に浮かんでいるように見えることから『浮石』という別名も付けられています。
現在は、生石神社の御神体として大切に祀られており、宮城県の『四口の神釜』、宮崎県の『天之逆鉾』と並んで、日本三奇のひとつに数えられているんですよ!

いったい誰が、何のために造ったんやろ?
実は、この石の宝殿の謎は、奈良時代に編さんされた『播磨国風土記』にも登場しています。
そこには、家のような形をした「大石」があり、聖徳太子の時代に「弓削大連(ゆげのおおむらじ)」が造ったという伝承が記されています。
※弓削大連とは、物部守屋のこと。
しかし、物部守屋が亡くなったのは587年ですが、聖徳太子が摂政となったのは593年とされているため、伝承どおりに考えると時代が合いません…うーん、ますます謎が深まりますねぇ…。

石の宝殿については、他にも様々な説が考えられてきました。
例えば…
① 神様が造った神殿説
生石神社の伝承では、大穴牟遅神(おおなむちのかみ)と少毘古那神(すくなひこなのかみ)が、一夜にして石の宮殿を造ろうとしたが、工事の途中で夜が明けてしまい、完成には至らなかったという説…。
神様が一晩で造ろうとした石の宮殿…なんとも神秘的ですが、ちょっと面白い伝説ですね!
② 古墳の石棺・石槨説
もうひとつ有力な説として挙げられているのが、古墳に使う石棺や石槨(せっかく)を造ろうとしていたのではないか…という説です。
周辺には古墳時代から石材として利用されてきた「竜山石(たつやまいし)」の採石遺跡もありますので、石の宝殿も、巨大な石材を切り出して加工している途中だったのではないか、という考え方ですね。
石の宝殿の謎については、様々な説があるものの、実は現在も決定的な答えは出ていないんです…。
誰が造ったのか? 何のために造ったのか? 完成しているのか、それとも未完成なのか?
考えれば考えるほど不思議な石造物ですね!

戻って、拝殿向かって右側にある『霊岩』に触れるのを忘れずに…。
こちらの『霊岩』は石の宝殿の分岩で、立札に「全身の力を込めて押すと神様が力を御授けくださる」とあり、パワースポットとして人気
全力で石を押して、パワーをもらって帰りましょう!笑

実は国指定史跡にもなっている『石の宝殿(及び竜山石採石遺跡)』…高砂市内では初めて国指定史跡となった貴重な文化財なんです。
江戸時代には西国の大名たちも参詣に訪れ、あのシーボルトも1826年に生石神社を訪れてスケッチを残しているそうですよ!
今も昔も、訪れた人を驚かせてきた石の宝殿…まさに高砂が全国に誇れる歴史遺産ですね!

生石神社の境内にある『浮石資料館』では、石の宝殿(浮石)に関する貴重な文献など、知的好奇心を高める資料がたくさん。
また竜山石や宝殿焼など、地元の名産品も多数展示してあるので、ぜひ併せてお立ち寄りくださいね。

高砂が誇るミステリースポットへ行ってみよう!
というわけで、今回は高砂市阿弥陀町にある『生石神社』と『石の宝殿』をご紹介しました!
約500tもの巨大な石造物が、今も神社の御神体として大切に祀られているなんて、考えただけでもロマンがありますよね。
そして何より、造られた時代や目的について、まだまだ謎が残されているというのが面白いところ!

歴史好きの方はもちろん、パワースポット巡りが好きな方にもおすすめの場所です。
高砂にお越しの際は、ぜひ一度足を運んでみてはいかがでしょうか?
もしかすると、実際に目の前で見れば、何か新しい発見があるかもしれませんよ!
生石神社さんの公式インスタグラムを発見しましたので、気になる方はフォローして要チェック!
こちらでも恒例の秋祭りを終え、未だ興奮冷めやらぬ中ではありますが、宮司さんの楽しそうなお写真が印象的ですね。
また、生石神社の上にある山上公園は、昨年の大泉洋さん主演の映画『室町無頼』のロケ地となったことで、大きな話題となりました!
気になる方は、こちらの記事もチェックしてみてくださいねー!
★映画『室町無頼』ロケ地についての記事はこちら
石の宝殿の動画も作成しましたので是非ご覧ください!
スポットの情報

■石の宝殿(浮石)-生石神社-
■場所:兵庫県高砂市阿弥陀町生石171
■アクセス(公共交通機関):JR「宝殿駅」から徒歩約25分。
■アクセス(車)
・神戸方面から:加古川バイパス「高砂北ランプ」から約3分。
・姫路方面から:加古川バイパス「加古川西ランプ」下車、再度下り車線に乗り、「高砂北ランプ」から約3分。
■駐車場:50台(無料)
■料金(拝観料):大人100円、小人50円
■公式サイト【高砂市観光交流ビューロー】:https://www.takasago-tavb.com/sightseeing/temple/ooshiko_shrine/
■公式インスタグラム:https://www.instagram.com/oushikojinjya/
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