高砂町にある伝統と革新の寺院『宝瓶山 十輪寺』で心穏やかになれるひとときを。
人々の心の拠り所に。
高砂市高砂町にある伝統ある寺院『宝瓶山 十輪寺 』さん。
普段何気なく通り過ぎているだけの方も多いかもしれませんが、実は全国各地からも訪問者が訪れるという、とても由緒のあるお寺なんですよ!
今回は、皆さんにも『十輪寺』さんのことをもっと知って頂きたく、深堀りレポートをお届けしたいと思います。(できるかな?笑)
ちなみに『十輪寺』というお寺は全国に数々あるんですね…高砂にあるのは『宝瓶山(ほうびょうざん)』という山号で呼ばれているそうです!
ねこえもん
高砂市高砂町横町にある『宝瓶山 十輪寺』さん。
この大迫力の山門(仁王門)は高砂市指定文化財で、大阪市平野区にある『大念佛寺』さんの山門をモデルに建立されたんですって。
寺伝によると、弘仁6年(815年)に弘法大師(空海=真言宗)が勅命により、鎮護国家の祈祷所として創建。
その後、法然上人が寺を復興し、浄土宗に転宗されたと伝えられています。
威風堂々たる『本堂』は、兵庫県の重要指定文化財。
二重になった本堂の屋根は必見です。(そして紅葉も美しい…)
本堂から右手の方に進むと、こちらも高砂市指定文化財である『大玄関・小玄関・庫裡(くり)』があります。
『庫裡』とは寺院の台所や住職やその家族が居住する場所を指す言葉で、今回はこちらから伽藍(建物)内を見学させて頂くことに…。
いつもは外からしか見たことがなかった『十輪寺』さんへドキドキの初潜入!笑
わぁ~めっちゃ綺麗なお庭!
主要な建物はすべて渡り廊下で繋がっていて、とっても良い雰囲気ですよねー。
この美しい庭園は『仏教の教え』を表現しているものだそうですよ。
庭園の奥には大きく育ったソテツ(蘇鉄)が…インパクト大ですね!笑
とにかく美しい日本庭園で、これは動画とか撮影したら映えるやろうなぁ…(てか後ほど撮ってますが。笑)
そして、いよいよ本堂の中へ…。
めっちゃ広いやんっ!いったい何畳あるん?笑
ご本尊は『阿弥陀如来』さま。
そのやさしいお顔を眺めているだけで心穏やかに…『極楽浄土』の世界に誘われていく心地がします。
欄間や内陣の色彩豊かな装飾は優美華麗で、17世紀後半の爛熟した文化の風格。
当時の最高峰の技術が駆使された装飾の数々…このお寺がいかに人々から愛され、人々の心の拠り所となっていたのかがヒシヒシと伝わってきますね。
その他にも寺宝として、国指定重要文化財の絹本着色五仏尊像図などの貴重な仏画も残されているのだとか。
もちろんそう簡単に拝見できるものではありません…興味のある方は高砂市HPのこちらのページからPDF資料を開くとみることができますよー!
また墓地には、高砂市が生んだ江戸時代の発明家『工楽松右衛門』のお墓(初代は向かって右側)もあります。
彼の偉業を称え、墓石は『帆布』の反物の形をしていますよ。
★『工楽松右衛門』についての記事はこちら
さらに『十輪寺』さんでは、「お寺をもっと身近に感じてもらいたい」という想いから、定期的に『マルジュウマルシェ』も開催!
お寺は敷居が高いと感じる方にも、お寺に入ってもらうきっかけになれば嬉しいです!
★『マルジュウマルシェ』についての記事はこちら
山門(仁王門)には、毎月手彫り・手刷りで作られているという版画カレンダーが掲示されていました。
毎月第1土曜日には『十輪寺つどい』という、各回講師による講話会も開かれていますので、興味のある方は参加してみては。
本当に見どころが多すぎて、まだまだご紹介しきれないことがたくさんあるのですが…皆さんにもぜひ一度『十輪寺』さんへ足をお運び頂き、心穏やかになれるひとときを体感して頂けばと思います。
『宝瓶山 十輪寺』さんの最新情報については、こちらの公式インスタグラムで随時発信されています!
素敵な写真もたくさん投稿されていますので、今すぐフォローしておきましょうね!
これまでの長い伝統を受け継ぎながら、新しいことにも柔軟にチャレンジをされている『十輪寺』さん。
今後の展開からも目が離せませんよー!
施設の情報
■宝瓶山 十輪寺
■住所:兵庫県高砂市高砂町横町1074
■拝観料:無料
■駐車場;あり ※イベント等の際は臨時駐車場も
■最寄り駅:山陽電車『高砂駅』徒歩9分
■公式インスタグラム:https://www.instagram.com/jod_jyurinji_takasago/
※これらの情報は記事作成時のものです。最新の情報は公式サイトやSNSなどをチェックしてくださいね。
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